認定企業・団体

水縹~みはなだ~

目次

事業内容・活動内容

「海のゴミの8割は陸からやってくる」ということを広く多くの人に広める

海洋環境啓発に関する「みはなだプロジェクト」の実施 「海のゴミの8割は陸からやってくる」ということを広く多くの人に広めるため、以下を実施。

1.子供向け環境教育
 ①お話し会 オリジナル紙芝居を使ってゴミを拾うことで心の豊かさや気づき、
       行動することの勇気を伝えています。
 ②スライド 実際のゴミだらけのビーチやゴミのために命を落としている生き物の様子を紹介。                 
 ③動 画  なかなか見ることのできない海の中にあるゴミの様子の紹介。

2.ワークショップ「旅する魔法のジュエリー」としていろんなところで拾った海洋プラスチックを
 使ったアクセサリー作りで海洋プラスチックに関心を持ってもらいます。

3.物販 
 ①みはなだポーチの販売 ファンダイビング用の自然素材の水中ゴミ袋として企画開発したものの、
  ロゴを見ることで「海へ想いを馳せ、海ゴミを憂う」スイッチとなることで自らの行動に変化を与える魔法の
  ポーチです。手にした人が自由な使い方をしていただきたいです。
 ②アップサイクル商品の制作・販売 「旅する魔法のジュエリー」として海洋プラスチックを使ったアクセサリーや
  アルミ缶のフタを使ったスマホケースやブレスレットなどの制作販売

4.企業サポーター 検討中

苦労していること・苦労してきたこと

・社会貢献は国や行政がやるべきことであり、税金を使うべきと考えている人が多いため、ワークショップを開くのも無料ではないの?という声を聞きます。行政は限られた予算の中で行い、時間がかかるため、民間始動で進めていく必要もあったり、行政の隙間を埋めていくものと考える中、賛同する人が少ないと実感しています。
・多くの人は、自分の問題解決をすることに優先順位が高いため、「応援しています」という声があってもみはなだプロジェクトへの行動に結びつかないこと。
・み*はなだポーチの在庫が1200枚あり、販売ルートが見つからないため個人に販売
・ワークショップを主催するための場所がみつからない

活動実績

・10年前から始めたスキューバダイビング本数300本以上(主に沖縄の海をダイビング)
・2022年8月、小規模事業者持続化補助金の採択される。
・2022年12月、Goodmorningのクラウドファンディングで約100名からの支援を得る。
・2023年7月、埼玉県施策のリバーサポーターズ企業サポーターの勉強会に登壇。
・2024年3月、第6回ウーマンビジネスプランコンテスト in Kawaguchi 2024 ファイナルに残り、優秀賞受賞(2位)した。
・2024年4月、埼玉県施策の川の国応援団美化活動団体として登録し、2か月に1度、荒川の支流の新芝川の土手清掃を開始。
・2024年5月、オリジナル紙芝居「海のヒーロー カメキチのものがたり」制作開始
・2024年6月、公益社団法人食品容器環境美化協会「2024年度 アダプト・プログラム助成制度」採択される(チーム水縹)。
・2024年11月、埼玉県施策のリバーサポーターズリバサポクエスト賞品に採用される

事業・活動を始められた経緯と解決したい社会課題

30年働いた公務員を退職後、自然の中に身を置きたいと出かけた沖縄の離島でスキューバダイビングと出会いました。
本数を重ねて周りが見えるようになってきたら、沖縄の青い海の中にもゴミがあることに気付くようになりました。海ゴミが社会的に問題になっているのにダイバーはゴミが見えているのか見えていないのか、海の中のゴミを拾うダイバーを見ることがほとんどいないのはなぜだろうという疑問をもち、ゴミへと意識が向かうスイッチが入るような水中ゴミ袋を作りたいと思うようになりました。その結果としてさまざまな課題を解決した水中ゴミ袋を開発・販売しています。
海のゴミについて学ぶにつれ、海のゴミを拾うことも大事だけれど、海にゴミを流さないことの方がもっと大事だと気付くようになりました。むしろ、海につながる川や街、つまり私たちの日常生活の中にこそ、問題の根源があることに気づいたのです。

海に流れ着くゴミの約8割は、私たちの暮らしの中から出ています。ポイ捨てされたペットボトルやレジ袋、お菓子の包装などが風に飛ばされ、雨に流され、排水路や川を経て、やがて海にたどり着きます。そこで漂い、細かく砕け、マイクロプラスチックとなって海洋生物の体に取り込まれていきます。
そこで私は、水縹(みはなだ)という屋号で、ただ海の中のゴミを拾うだけではなく、ゴミが海に届く前に止めることの大切さを伝える活動を始めました。その一環として、子どもたちに向けた紙芝居やワークショップ、海洋プラスチックを再利用した工作(例:イニシャルキーホルダー、アクセサリー作り)を通して、楽しみながら環境問題に向き合うきっかけを提供しています。

水縹が取り組む社会課題は、「海洋ごみ問題」と「環境教育の不足」です。人々の「見えていないゴミ」に対する無関心、行動の後回しが、未来の海と命を脅かしていることを、一人でも多くの人に知ってほしい。そして、「自分の行動が海につながっている」という気づきを届けたい。そうした想いから、私はこの活動をライフワークとして継続し、次世代にも美しい海を手渡せる社会を目指しています。

将来の展望・目標・VISION・志

水縹のビジョン
―「この海は、私たちが守ったんだよ」と、未来の子どもたちに伝えられる社会へ―
水縹(みはなだ)の活動の出発点は、「美しい海を、未来の子どもたちに残したい」というシンプルな想いです。
スキューバダイビングを通して目にした沖縄の海の中には、サンゴに絡まる釣り糸、漂うビニール袋、身動きが取れなくなったウツボ…。
そんな光景に心を痛め、「何かできることはないか」と考えるようになりました。

はじめはゴミを拾う専用の水中ゴミ袋を作るところから始まり、やがて「そもそも海にゴミが流れない社会をつくる」ことの大切さに気づくようになりました。
そして今、水縹では次のようなビジョンを描いています。

  1. 楽しく学べる環境教育の普及
    紙芝居や絵本、ワークショップを通じて、子どもたちに「海と自分の暮らしのつながり」を伝える活動を行っています。
    「ゴミを拾うこと」はもちろん、道ばたの小さな自然に気づく力、命を思いやる心、そして行動する勇気を育むことも目的のひとつです。
    今後は、保育園・学校・地域イベントなど、さまざまな場面での環境教育の機会を広げ、誰もが自然と触れ合いながら学べる環境を整えていきたいと考えています。
  2. 海洋プラスチックのアップサイクル
    海岸で拾ったプラスチックを使って作る「イニシャルキーホルダー」などのワークショップは、環境への気づきを楽しく深めるきっかけになります。
    将来的には、地域の福祉施設や高齢者の方々とも連携し、漂着ゴミの洗浄や加工などの作業を地域ぐるみで担える仕組みをつくりたいと考えています。
    「海のゴミを価値あるものに変える」ことを通じて、環境だけでなく地域福祉にも貢献していきます。
  3. 仲間と共に、海を守るしくみを
    水縹の活動は、一人ではできません。
    企業、行政、学校、地域の方々…志ある方々と手を取り合い、「誰もが海を守る力になれる社会」を目指しています。
    企業様とのコラボレーションでは、絵本へのロゴ掲載や、社員のお子さん向けのイベント、アップサイクル製品のノベルティ展開など、SDGs・CSRの視点からも価値ある取り組みをご提案しています。

水縹が目指す未来
私たちが本当に伝えたいのは、「ゴミを拾うことの大切さ」だけではありません。
「自分の行動が、自然や命に影響を与えること」への気づきと、「だからこそ、やってみよう」という行動への後押しです。
誰かの行動が、誰かの心を動かし、やがて社会を動かす力になる。
そう信じて、これからも水縹は、人と自然をつなぐ架け橋として活動してまいります。
美しい海と、豊かな心を、次の世代へ。

団体情報

団体名:水縹(みはなだ)
住所:埼玉県川口市三ツ和1-16-31
代表者名:狩野 満里
メールアドレス:mihanada.2022@gmail.com
サイトURL:https://mihanada.net/
SNSアカウント①:https://www.instagram.com/mihanada_marika
SNSアカウント②:https://www.instagram.com/mihanada_upcycling
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