認定企業・団体

NPO法人セーフティベース

目次

事業内容・活動内容

「すべての子どもたちが安心して生活できる社会をつくる」

私たちはすべての子どもたちが安心して生活できる社会をつくるを理念に「児童虐待」という社会課題解決に取り組んでいる団体です。
私たちの使命は「虐待の被害に遭った若者のサポート」「虐待リスクのある家庭のサポート」を行い、児童虐待を無くすことです。
事業内容は以下の5つです。
①社会的養護自立支援拠点事業(虐待の被害に遭った若者や子育てに悩んでいるひとり親家庭の人たちが集まれる相談できる居場所運営)
②住宅支援事業(住む場所が無かったり賃貸住宅契約で困っている虐待の被害に遭った若者へ契約できる住宅を紹介する)
③就職支援事業(仕事で困っている若者に対して、仕事を紹介し定着サポートを行う)
④食料支援事業(生活に困窮している若者やひとり親家庭に対して、必要に応じて食料支援を行う)
⑤子育て相談事業(子育てに悩んでいるひとり親家庭の人たちの悩み事を聴き、必要な援助を行う)

苦労していること・苦労してきたこと

私たちの団体は虐待の被害に遭った若者と繋がりたい。
児童養護施設を卒業するときに私たちの団体と繋がって、彼らを支援できると考えて児童養護施設へ訪問をし子どもたちと接してきました。
しかし、それでは若者たちと繋がることは出来ませんでした。
そこで、虐待の被害に遭った子どもたちを児童相談所経由で預かって一緒に生活をして養育をする自立援助ホームを運営すれば繋がることが出来ると考え、施設を立ち上げることにしました。
自立援助ホームを立ち上げる準備整い、もう少しというところで地域住民の反対に合いました。
「そんな施設が来たら地価が下がる」「施設の若者たちが犯罪を犯したらどう責任を取るのか!!」など一部の住民から心無い意見が寄せされ私たちの説得も及ばず、立ち上げを断念しました。繋がりたい思いでこども食堂の運営や食料支援事業も開始しました。
食料支援事業を開始してSNSを通じて若者と少し繋がることが出来るようになってきました。

活動実績

児童養護施設・自立援助ホームへのクリスマスプレゼント総額:300000円
児童養護施設・自立援助ホームへの訪問回数:150回
児童養護施設でのプログラミング教室開催回数:34回
おとな・こども食堂にじの家開催数:13回
にじの家参加延べ人数:約700人
食料支援実施延べ人数:13人
食料支援支援回数:102回
食料支援支援金総額:714000円

事業・活動を始められた経緯と解決したい社会課題

あるボランティア団体で児童養護施設の訪問ボランティアをしていた時、児童養護施設に関するテレビ番組を観たことがことが始まりでした。
「児童養護施設を卒業した子どもたちが社会で生きづらい思いを抱えている」
そのテレビ番組は児童養護施設を18才で出た子どもたちが親元に帰れず、誰からの支援も無いまま一人暮らしを始め、就職をしたものの人間関係でうまくいかず仕事を辞め、住まいも追われ、社会から孤立していく様子を取材したものでした。
その番組を観たあと、ボランティア活動で訪れている児童養護施設で話を聞いてみると、卒業後連絡が取れなくなっている子どもたちがいることが分かりました。生活がうまくいっている子どもたちからは連絡があるそうです。連絡がとだえている子どもたちが生きづらい思いを抱えていることが多いと分かりました。
「何か自分にもっと子どもたちに出来ることが無いだろうか」それがこの活動を始めるきっかけになりました。
私たちは「児童虐待」という社会課題解決に取り組んでいます。児童虐待は「家庭」の問題と思われがちです。
そして、虐待をしてしまった親に対しては「親が悪い」「子どもより自分が大事」などと思われる方が多くいらっしゃいます。子どもに対してしてしまった行為は許せるものではありません。その行為のせいで、子どもたちの心が傷つき、壊れて、人生に悪い影響を与えています。しかし、親のすべてが子どもが憎くて虐待をしてしまったわけではありません。
「子どもの育て方がわからなかった」「一生懸命頑張ったけど、どうしようもなかった」「誰を頼っていいかわからなかった」「一人で限界だった」「自分も虐待されて育った」
そういった理由が親側にあり、その結果、虐待に至ってしまったケースがあります。では、なぜそこまで何が親を追い詰めたのでしょうか。
原因は色々と考えられますが、「貧困」と「孤立」が親を追い込んでいる大きな原因です。
人は経済的に追い込まれると、食べるものにも困り空腹になり正常な思考が出来なくなります。「不安」を抱えたり、ときには「怒り」を感じてイライラしたりして、その「不安」や「怒り」が子どもに向かってしまいます。
地域社会とのつながりが希薄になり、「家庭」が「孤立」し易い環境になっています。
子どもに特性があり、とても育てにくくて困っていても相談出来る人がいなかったり、親に頼れずしんどいときでも休むことが出来ず頑張り続けなければならなかったり、家庭で問題が発生しても解決出来なくてイライラしたりしたときにそのストレスが子どもに向かってしまいます。
「もし適切なサポートが親に対して行われていたら」「もし助けてといえる場所を知っていたら」「もし助けてと言ったときに必要なケアをしていれば」虐待は起こらなかったかもしれません。
児童虐待は地域社会が親に対して必要なサポートしなかったから起こったと考えられます。
児童虐待は「家庭」の問題ではなく「社会」の問題なんです。

将来の展望・目標・VISION・志

私たちが目指す社会は児童虐待が無くなり「すべての子どもたちが安心して生活できる」社会です。
そして、すべての子どもたちが幸せを感じて自分のやりたいことができるように生きてくれることを願っています
そのためには現在の事業に加えて、2025年に「子育てパパ育成事業」2026年に「産前産後の訪問型子育てサポート事業」を開始する予定です。
ひとり親世帯だけでなく、すべての子育て世帯のサポートが出来きれば虐待の連鎖を止めることが出来る。
児童虐待が無くなる。そう信じています。

団体情報

会社名:NPO法人セーフティベース
住所:〒654-0026 兵庫県神戸市須磨区大池町5丁目14-7-601
代表者名:山中 孝一
メールアドレス:s.base@safety-base.jp
サイトURL:https://safety-base.jp/
SNSアカウント①:https://www.facebook.com/profile.php
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