事業内容・活動内容
福祉と地域活性化をつなぐ『みどりSaisaiプロジェクト』
大阪府枚方市で放課後等児童デイの運営と、就労の選択肢・収入アップのサポート事業として国産珈琲の栽培を全国で展開を進めています。
この取り組みを『みどりSaisai(彩歳)プロジェクト』と名づけました。
現在、沖縄(国頭郡)と京都(八幡市)で珈琲の苗を栽培していますが、2024年からは国産珈琲の農園を全国に展開し農業・加工産業・商業・観光業で地域を盛り上げたいと考えています。特に地方で課題となっている耕作放棄地で国産珈琲の栽培に取組むことで農業の人手不足、地方の魅力創出で観光地のオフシーズン対策、ふるさと納税の返礼品、耕作放棄・藪化した山の整備は環境面でもSDG’sの取り組みにもなります。
映像制作を別会社とし運営しているので国内外へのブランディング構築・プロモーションなど、今までの福祉や地方自治体の苦手分野をサポートする体制も整えています。
他の事業として珈琲商品のECサイトなどを運営し、これか展開がはじまる国産珈琲・活動の認知拡大の準備もしています。
苦労していること・苦労してきたこと
珈琲の栽培の課題が温度管理と植樹から収穫までの期間
本来、珈琲はコーヒーベルトと呼ばれる赤道を中心とした熱帯気候の地域を中心に栽培されていました。珈琲の栽培の温度条件は5℃以上とも10℃以上ともいわれます。春~秋の気候はほぼ日本の気候でカバー出来るのですが、越冬の温度管理が課題となります。
すでにビニールハウスなども耕作放棄となりつつある現状ですが数量が少ないこと。
珈琲の本格的な収穫が始まるのは4年目以降となるため、弊社では2年苗を出荷していますが2年間は代替え作物のシイタケやきくらげなのどの他の作物で収益をとっていただきながら同時進行で進めていただく必要がある。
行政などを巻き込みながら展開したいが、まだ明確なネットワークが構築できていない。
活動実績
自社農園 沖縄県国頭郡東村 敷地面積約5600坪 耕作可能地約3500坪程度
2022年約400本の珈琲を栽培をスタート
2024年末ごろ初収穫
2025年以降就労施設との連携を進める予定
清兵衛農園(オーナーは株式会社清兵衛) 京都府八幡市 敷地面積約3000坪 耕作可能地約3500坪程度 本州でのテスト農園として、2022年100本の珈琲を栽培スタート 2024年圃場を増やし600本栽培 観光農園としてオープン予定京田辺圃場 育苗専用のビニールハウス約3000ポット育苗中
事業・活動を始められた経緯と解決したい社会課題
放課後等デイサービスを始めたときから就労は将来の課題としてとらえていました。畑がある環境で育ったためか、漠然と農業・一産業で展開し六次産業化を就労として取組むだろうと考えていました。
地方の経済格差・人口減少、農業の後継者問題・人手不足、食料自給率・環境問題と社会課題は様々ですが、一つに特化して取り組む考え方ではなく、複合的に取り組みたい考えています。
地方の耕作放棄地や藪化した山林で珈琲を栽培⇒竹や雑木を冬のハウスの燃料・炭は肥料に⇒珈琲の農閑期4~11月は地域の農繫期になるため。
地域の農家へのお手伝い⇒珈琲農園に取組む地域の特性を活かし新しい特産品やふるさと納税返礼品、文化の発信で地域を盛り上げるお手伝いをします。
将来の展望・目標・VISION・志
仕事に就くことがゴールではありませんが毎日の生活で、やりがいを感じ継続できる、人から頼られる・認められる・感謝される。モチベーションを維持しながら働けるのはとても誇らしく幸せな事だと思います。
47都道府県で丹精込めて栽培された珈琲が独自の個性を発揮し、日本産珈琲を世界に発信します。
2024年3カ所新規農園への取組、2030年20カ所の農園、2040年には47都道府県に展開。
珈琲をきっかけにして第一次産業の礎となる人たちの育成に取り組み、心豊かに互いに尊重しあえる仲間を育てます。
企業情報
会社名:グラッチェ株式会社
住所:大阪府枚方市香里ヶ丘12丁目22‐22
代表者名:阿部 奈々
メールアドレス:2dogs555@gmail.com
サイトURL:https://www.grazie-osaka.com/